2021年11月30日公開予定のMinecraft 1.18(洞窟&崖アップデート 第2弾)に向けた7回目のスナップショットが現地時間の2021年10月27日にリリースされました。
このスナップショットではバージョンの壁が発生しないようにチャンクブレンディングと呼ばれる機能が追加されたほか、チャンクフォーマットに変更が加わりました。
リリース概要
リリース名 | |
---|---|
エディション | Java Edition (Java版) |
種類 | スナップショット |
リリース日 | |
親バージョン | 1.18 protocol_version |
プロトコルバージョン | |
データバージョン |
追加
ワールド生成
旧バージョンのワールドから1.18への移行
ワールドの生成手法に変更が加わると下記のようにバージョンの壁が発生します。
バージョンの壁はこれまでのアップデートで度々発生していましたが、今回のアップデートではバージョンの壁が発生しないようにお互いのバイオームのブレンドが行われるようになりました。
詳しくは次のブレンディングがされています。
- 旧バージョンで生成されたチャンクと1.18で生成されたチャンクでバージョンの壁が発生しないように隣接する異なるバージョンのチャンク同士で地形のブレンドが実施されるようになった
- 旧バージョンにおいてY=0~4に生成される岩盤は深層岩に置換がされ、Y=0以下の層の生成が行われる
- 旧バージョンから新バージョンに移行する処理が実施された箇所は洞窟は生成されないが、溶岩湖やアメジストジオードの生成はされる
- Y=-64に新しい岩盤の層が生成される
- この移行システムは恒久的に適用のされるシステムとなる
全般
タグ
大きなドリップリーフを設置できるブロックタグbig_dripleaf_placeable
タグが追加されました。
デフォルトで次のブロックに big_dripleaf_placeable
タグが付与されており、このブロック上であれば大きなドリップリーフを設置できます。
ブロック | 日本語名称 | 英語名称 |
---|---|---|
土 | dirt | |
草ブロック | grass_block | |
ポドゾル | podzol | |
粗い土 | coarse_dirt | |
菌糸 | mycelium | |
根付いた土 | rooted_dirt | |
苔ブロック | moss_block | |
粘土 | clay | |
耕地 | farmland |
big_dripleaf_placeable
タグが付与されているブロック一覧変更
ブロック
大きなドリップリーフ
大きなドリップリーフが設置できるブロックが粘土、粗い土、土、耕地、苔ブロック、菌糸、ポドゾル、草ブロック、根付いた土のみになりました。
設置可能な一覧はこの記事のbig_dripleaf_placeable
タグの部分を閲覧ください。
ワールド生成
帯水層(Aquifer)
- 水位の異なる帯水層の生成率減少したため滝のような部分がわずかに減少した
- 溶岩の帯水層の生成率がわずかに希少となった
洞窟
- 川や海岸線の地下に位置する洞窟が浸水する確率が下がりました
海洋
- 暖かい海洋バイオームが削除されました
- 代わりに暖かい海バイオームが深海を生成するようになりました
シード値
- 再度改修が行われたため21w42aまでのシード値とは完全に別の生成がされるようになりました
全般
チャンクフォーマット
チャンクフォーマット内のLevelが削除され、所属していた下位データの位置が移動されました。
従来の位置 | 移動後の位置 | フォーマットの内容 |
---|---|---|
Level.Entities | entities | 生成時に使用されるプロトチャンク内のエンティティリスト 1.17以降は完全に生成が終了したチャンクにはこの項目は存在しません |
Level.TileEntities | block_entities | チャンク内のブロックエンティティを定義 |
Level.TileTicks | block_ticks | チャンク内の更新待ちのアクティブなブロックを定義 レッドストーンや落ちてくる砂の状態などを保存します |
Level.ToBeTicked | block_ticks | |
Level.LiquidTicks | fluid_ticks | チャンク内の更新待ちのアクティブな液体を定義 |
Level.LiquidsToBeTicked | fluid_ticks | |
Level.Sections | sections | 様々なタグがこのタグ下に定義されている |
Level.Structures.Starts | structures.starts | 未生成の構造物が保存されている |
Level.Sections[].BlockStates | sections[].block_states | チャンク内のブロック情報を格納 |
Level.Sections[].Palette | sections[].block_states | チャンクで使用される様々なブロックの状態のセット |
Level.Biomes | sections[].biomes | バイオーム情報の定義 |
また次のチャンクフォーマットも追加されました。
追加されたフォーマット | 説明 |
---|---|
yPos | チャンク内での最小Y座標を示す |
below_zero_retrogen | Y=0以下の生成に使用される |
blending_data | 既存チャンクと新チャンクのバージョンの壁を払拭するチャンクブレンディンクに関する情報を保存 |
ティック
- 処理速度向上のためにブロックや液体の更新処理が内部的に変更されました
※ゲーム内では1秒間に20回の処理がされる処理の総称をティックと呼ぶ
バグ修正
1.18スナップショット以前からのバグ
- MC-131930 – Deep warm ocean generates without coral and sea pickles.
- MC-156616 – Badlands layers not generating properly.
- MC-217379 – Pufferfish don’t spawn in deep warm ocean.
- MC-228745 – Big dripleafs can’t be supported by farmland.
- MC-238073 – Decorators are independent of world seed.
1.18スナップショットからのバグ
- MC-236615 – Priority updates setting has improper capitalization.
- MC-236624 – Deep warm oceans don’t count towards the “Adventuring Time” advancement.
- MC-236970 – Badlands strata is covered by orange terracotta at Y=160 and above.
- MC-238939 – Stone can generate in the Nether.
前回のスナップショットからのバグ
- MC-239397 – Lava pockets generate in icebergs.