Minecraftサーバーでプラグインが使用できるようになる別名MODサーバーのSpigotですが、Minecraft 1.16.3 ネザーアップデートのマイナーバージョンに対応した Spigot 1.16.3をリリースしました。
ビルド
最近SpigotやBungeeCordのミラーサイトが最新と謳って古いバージョンのビルドツールを配布するサイトが確認されているようです。
SpigotやBungeeCordを利用する際は必ず公式を経由して行いましょう。
ビルド時の引数を下記のように指定するとSpigot 1.16.3がビルドされます。
java -jar BuildTools.jar --rev 1.16.3
ビルド方法を知りたい方はこちらを御覧ください。
更新内容
Spigot 1.16.3は内部的に大きな変更はありません。
Minecraft 1.16.3はバグ修正2件が主な更新であり、内容も軽微なため対応が必要な箇所は無いと思われます。
ワールド更新作業
Minecraft 1.16で内部的にワールドの構成ファイルの内部構造が大幅に更新されています。
古いバージョンからアップグレードする際はアップグレード作業が必須です。
Spigotのリリースされている各バージョンの最新ビルドを経由してアップグレードすることが推奨されます。
Spigot 1.15.2 から Spigot 1.16.1や1.16.2、1.16.3にアップグレードする際は必ず下記のコマンドでのサーバー起動が必要です。
java -jar Spigot-1.16.3.jar --nogui --forceUpgrade
–forceUpgrade は初回起動時のみ必要な引数です。その後の起動では不要になります。
アップデート時には下記のようなログが流れれます。
[09:35:25] [Server thread/INFO]: 21% completed (1720 / 7854 chunks)...
[09:35:25] [Server thread/INFO]: 62% completed (4906 / 7854 chunks)...
開発者向け情報
Minecraft 1.16, 1.16.1, 1.16.2, 1.16.3ではBukkit/Spigot/Spongeプラグイン開発者が対応すべき技術的な内容はありません。
ただし新規で追加された機能やブロック、MOBについては必ず確認が必要か判断ください。
新機能としてMinecraftがRGBカラー(HEXカラーコード)に対応しています。
詳しくは下記の2リンクをご確認ください。