Minecraftサーバーでプラグインが使用できるようになる別名MODサーバーのSpigotですが、Minecraft 1.16 ネザーアップデートに対応した Spigot 1.16.1をリリースしました。
Minecraft 1.16.2に対応したSpigot 1.16.2 がリリースされています。
こちらで最新のリリース情報やビルド方法を確認しましょう!
ビルド
ビルド時の引数を下記のように指定するとSpigot 1.16.1がビルドされます。
java -jar BuildTools.jar --rev 1.16.1
ビルド方法を知りたい方はこちらを御覧ください。
ワールド構成
概要
Minecraft 1.16 スナップショット版で数回ワールド構成ファイルの内部構造が変更されています。
それに伴いSpigotを運用するサーバーがSpigot 1.16.1にアップグレードする場合は初回のみアップグレード作業を行うことを推奨しています。
アップグレード概要
基本的にSpigot 1.15.2からSpigot 1.16.1へアップグレードすることを前提にしています。
アップグレード操作がなくても動作するようには設計しているようですが、非推奨行為です。
アップグレード方法
Spigot 1.15.2を起動する際に「–forceUpgrade」引数を付けて起動します。
起動コマンド例:
java -jar Spigot-1.15.2.jar --nogui --forceUpgrade
起動が完了したらSpigot 1.15.2環境を停止させ、Spigot 1.16.1環境で同様に「–forceUpgrade」を引数に付けて起動します。
java -jar Spigot-1.16.1.jar --nogui --forceUpgrade
起動が完了したらアップグレード作業は終了しています。
付録: アップデートログ
アップデート時は次のようなメッセージが流れます。
アップグレード済でも処理されるようですので更新するときに1度きり実行するようにとアナウンスされているのはそういうことでしょう。
[09:35:25] [Server thread/INFO]: 21% completed (1720 / 7854 chunks)...
[09:35:25] [Server thread/INFO]: 62% completed (4906 / 7854 chunks)...
開発者向け情報
変更
Minecraft 1.16は開発者側へ負担となる大きな変更はありません。
追加
ブロックやアイテムの追加の他に魅力的な更新がありました。
以前紹介しましたRGBカラーコード (HEXコード) のサポートが追加されました。
ただし継承先はSpigotではなくBungeeCord側のチャットAPIに内包されているようです。
継承先:
net.md-5:bungeecord-chat:1.16-R0.1
使用方法:
ChatColor.Yellowなどとしていた部分をChatColor.of(“#123456”)などのHEXコードをString型で指定すると良いようです。
ChatColor.of("#123456")
BungeeCord配布先
開発者のJenkinsで配布されています。